住宅を再生しよう!住宅リノベーションの手順について解説
住宅を建ててから年月が経つと、建物や設備は経年劣化していきます。古くなってしまった建物や設備には、リノベーションがおすすめです。リノベーションすることで、新築のような快適さを再び手に入れられます。また自分が住まなくなった家を賃貸に出す時にも、リノベーションすることで住宅の価値を高めることが可能です。住宅を再生し、新たな生活を楽しみましょう。
この記事ではリノベーションをおこなう手順について解説しています。リノベーションの参考にしてください。
予算を決める
まずは予算を決めます。リノベーション工事が大掛かりになるほど、費用は高くなるものです。住宅設備についても、グレードが高くなるほど、機能・性能が充実していきます。予算を決めておかなければ青天井になりかねません。
予算を決めるためには、リノベーションの事例を調べると良いでしょう。インターネット上には、築年数や具体的なリノベーション方法などが記載された、事例集が数多く掲載されています。それを閲覧することで、おおよその費用相場がわかります。相場を知っておくことで、適切な予算設定が可能です。
プランを決め、設計に進む
次に、具体的なプランを決定していきます。プランを決定するためには、業者によるヒアリングと物件の現地調査が必要です。
プランを決める
ヒアリングではどのようなリノベーションをおこないたいか、業者に希望を伝えます。現地調査では、ヒアリングした内容のリノベーションを実際におこなえるのか調査します。予算内で施工可能かどうかも重要です。施工が難しい場合には、代替案を出してもらうことも良いでしょう。
設計
相談を重ね、実際にリノベーションするための設計をしてもらいます。意見や要望がある場合には、遠慮せずに伝えましょう。設計時の後悔は後々まで響いてしまいます。設計内容や費用に合意し、契約すると施工開始です。
施工
施工の流れは次の通りです。
解体作業
リノベーション工事はまず解体作業から始まります。完全に取り壊す場合と違い、リノベーションは住宅の一部をそのまま利用します。綺麗に残す必要があるため、解体には慎重さと丁寧さが必要です。設備類を撤去し、内装材を剥がします。仕上げ材・断熱材、風呂場のタイルなどを取り除き、清掃して工事ができる状況にします。
電気・配管・排水工事
解体作業後におこなうのは電気・配管・排水の工事です。電気工事では次のようなことが可能です。
- コンセントの増設
- インターホンの取り替え
- 照明器具のリフォーム
- 分電盤の取り替え
この機会に電気の契約を見直すことも良いでしょう。コンセントを増設して電気の使用量が増える場合には、アンペアの変更が必要になることもあります。
配管の耐用年数は15~40年です。築年数にもよりますが、リノベーションをおこなう時に、配管の交換もおこなうことがあります。また、トイレやキッチンなど水回りを移動させる場合にも配管工事が必要です。コロナ禍を経て、玄関近くに手洗い場を設けるリノベーションも増えています。
内装工事
壁の内側に対する工事が終わると内装工事に入ります。壁や床、天井などの工事です。具体的には次のような工事をおこないます。
- 下地工事
- 造作工事
- 塗装工事
- 設備取り付け
- 仕上げ工事
下地工事は壁を補強する工事です。造作工事は天井や床の間など、柱以外の構造物を作る工事です。工事が進んでいくと、住宅設備が取り付けられていきます。風呂・トイレ・キッチンの設備が入ることで、住宅としての完成形が見えてくることでしょう。
引き渡し
施工が終わると引き渡しです。施工中には大きな音が出たり工事車両の出入りがあったりと、近隣の方に迷惑をかけている可能性があります。ご近所の方に挨拶回りをするようにしましょう。
アフターフォロー
もしも引き渡し後に不具合を見つけた場合には、早めに施工業者へ連絡しましょう。実際に生活を始めた後でないと気付かない不具合もあります。些細なことであっても、生活を続けていくとストレスになるものです。気になることは相談してください。アフターフォローの範囲・期間は業者によって異なります。契約内容を確認し、それに沿って対応してもらいましょう。
まとめ
この記事ではリノベーションの手順について解説しました。住宅のリノベーションは、安い買い物ではありません。失敗しないためにも知識をつけておくことが大切です。またヒアリング・設計のタイミングで要望をしっかりと伝えましょう。施工が始まってしまうとプランの変更は難しくなります。満足のいくリノベーションにするために、綿密な話し合いをしてください。
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