コラム
2025年06月29日

徒然なるままに・・・社長のひとり言をはじめます。

「徒然なるままに」書き綴っていこうとはじめる
社長のひとり言コーナーです。

このコーナーは、あっちへ行ったりこっちへ来たりと支離滅裂雑多なひとり言なので気ままに読み流して下さい。

弊社が創業当時から気になっている『空き家』のあれこれをあっちへ行ったりこっちへ来たりといろいろ徒然なるままに(支離滅裂雑多かも)ひとり言していきます。いろいろな切り口で『空き家』を利用活用するアイデアや知恵を絞りだしていこうと考えている最中(もなか)です。その家をそのままリフォームやリノベーション、はたまた売却や買取などなど、それぞれ『空き家』に合った最適解があるのではと思いますが、いろいろな事情があっても不動産資産として活かしていければいいですね。これから先、ほぼ毎週このブログを書き綴っていこうと意気込んでいます。パウムテック株式会社としてのホームページ(www.paumtech.co.jp)と一緒に閲覧してみて下さい。

私は大学で建築を学び社会人になりました。

その頃「日本は住宅が余っている」と言われていて社会問題になっていたと記憶しています。親の世代で手に入れた家に子ども世代が住まなくなりはじめていたためと思いますが・・・なんとも「もったいない」(昭和的感性?)家が余るなんてと不思議な気持ちを思い出しています。私は三世代同居、叔母を入れて7人家族、加えて大工見習いの職人3人も同居する家で育ちました。同じ場所、同じ家で世代が変わっていくのが「当たり前」だった気がします。そんなDNAの影響で?「その家に子ども世代が住まない」現象にはやっぱり「もったいない」と・・・。最近の「空き家問題」は名を変えた家余り現象です。その家は不動産資産としての再生活性活用を待ちわびれているのでは・・・。

人口減少と空き家問題を一緒に考えてみました・・・。

年中行事のような高速道路の渋滞や観光地の混雑ぶりが話題になる度に思うことがあります(我が家はゴールデンウィークやお盆休み、そして年末年始は家でじっとしていることが多いです)。昭和的な感性で?「もったいない」と思う近頃の「空き家問題」は人口が減っていく社会から見ると「住みやすいところに住んだ」結果なのかも知れません・・・。子供たちはそれぞれの都合があって各人各様の暮らしを「住みたいところ」ではじめます。そして「大型連休」で故郷へ帰る行動が当たり前になった結果かと思うのです。話が飛んでいきますが・・・見方を変えれば、空き家になった、あるいは空き家になろうとしているその家は、きっと誰かの「住みたいところ」になるかも知れません。住まわなくても「使いたいところ」になるかも知れませんね。この辺りの話はおいおいブログしていこうと思います。

究極の空き家の活用をしました。

私の田舎では「ものを大切に」と事あるごとに目にそして耳にした昭和の時代に移築された築200年の(といわれている)古民家をまだ目にすることができます。空き家になってしまっている家もありますが、現在もその家に住んでいる知り合いもいます。もちろん現代の生活様式に合わせて改築改修されています。これらの古民家は元々その家があった場所から移築再生されて現在の場所で使われています。太い大黒柱や荒削りの梁、屋根を支える黒々とした小屋組みなどどれを取ってみても心が和みます(ありきたりな感想です・・・)。私はその当時その場所に移築再生された「築200年の古民家」を大工職人と一緒に手作業で解体して地元の避暑地に移築してある企業の研修所として「再々生」したことがあります(囲炉裏もそのまま再生してあります)。まるで「過去と現在の融合」(これもありきたりな感想です・・・)のような出来栄えを思い出します。

もうひとつの古民家の再生です・・・。

その場所に建てられて「築200年の古民家」になっていた建物を別荘として再生した事例です。ここでは解体することなく、骨組み(土台柱梁小屋組み)の水平垂直を調整して、耐震壁量計算して必要な場所を「筋交い」補強して、屋根も小屋組みの歪みを補正しながら葺き替えて、外観の見た目を古民家風に、内部は暮らしやすい「起居様式」に合わせて、住宅設備も取り替えて別荘生活に便利に改築改修リフォームしました。「過去と現在の融合」の極みだったのかなと・・・。