コラム
2025年07月20日

空き家問題と一緒に終末の暮らしを考えてみました。

空き家問題と一緒に終末の暮らしを考えてみました。

医療の現場での「終末医療」の暮らしの提案をする住まい方の間取りプランのひとつです。「終末医療」という単語にどんなイメージがありますか・・・。「緩和ケア」を受けながらできるだけ苦痛(心身ともに)を和らげながら病院に入院し続けて、家族や友人知人の面会を待つイメージがありませんか。入院している人がいる家族も「なんだか何かがポカンと空いた」感じで気分が落ち着かない・・・。私もこんな経験があります。そこで「終末医療」の現場に身を置いた想定で、医療が必要な家族と一緒に暮らせる「こんな終末医療の暮らしがあったらいいのにな」と住まい方の間取り提案プランをまとめてみました。「会いたい時に会いたい人に会える」日々の暮らしは、終末医療を受ける人もその家族にも互いが「近くにいる安心感」があると思います。「人生の終わりが見えた時に家族が一緒にいられるのがどんなにいいか」と思っています。

 

マンション住戸での家族三世代の暮らし

マンション住戸での親子三世代の暮らしも考えてみました。マンション住戸でも「空き家」になることが考えられる日本社会の事情のなかでの同じ家で世代をつないで家族が暮らすマンション住戸の間取りのアイデアのひとつです。子どもが成長して独立してそれぞれが「住みやすいところに住む」ことが『空き家問題』の根っこの原因と考えてその問題解決に挑む中での住戸プランの紹介です。「立地がよい」マンションでは暮らしの利便性がよくて、もしかしたら生活の拠点として何世代でも「同じ家」で暮らしていけるかも知れません・・・。さまざまな人たちが集って暮らすマンション特有な制約もありますが、誰も住まない誰も使わない空き家にして資産を無駄にしまうよりも「まだまし」なのかも知れません・・・。「もしも夫婦ふたりきりの家」になったら・・・と心配することもなくなるし・・・。

 

居間のない家を考えてみたことありますか

子どもが独立した夫婦ふたりの生活を続けていくその家を如何にして快適にしていくのか、その答えはさまざま・・・千差万別・・・多種多様・・・。子育てが終わった夫婦ふたりには広すぎる家だからこそあなたの思う存分自由気ままに快適簡単な家(間取り)に変えることができます。これから先、戸建ての家の1階の間取りを「ワンルーム」にして生活動線を簡単にする。とか、二階は「物置専用」と割り切って普段の生活からは切り離す。とか、さまざまな提案事例を書き連ねていこうと思いますが、今回は「居間のない家」の提案事例です。日本の家では「家族団らん」のために居間が必ずあって、そこは家族が集い同じ時間を過ごす空間でした。夫婦ふたりに「家族団らん」は似合いません。「居間のない家」は夫婦だけの生活を楽しむ家になると思います。詳しくは会社案内のホームページ(www.paumtech.co.jp)をチラ見してみて下さい。