このホームページで『空き家問題』に挑んでいきます。
このホームページで『空き家問題』に挑んでいきます。
土地付き一戸建てからマンションまで人が暮らす家はさまざまです。どんなかたちでもひとそれぞれで「気に入った場所」に「気に入った間取り」の家を探し出して住宅ローンのお世話になって「我が家」を手に入れています。「家賃を払うくらいなら同等な負担で自分の資産を手にれた方が得」とばかりにわが国日本では「新築の家」を手にれる機運が浸透しています。そうして手に入れた「我が家」は、住宅ローンを完済する頃には「資産価値」の査定はゼロになります。うん?なんだかおかしいですね・・・。家族を持ち「子育てのために」手に入れた家がその役目を終えたかのように夫婦ふたりきりの暮らしの家になり、大人になって各人各様に「我が家」を手に入れた子どもにとっては「空き家」という負の資産になってしまうのが只今現在の『空き家問題』のもとなんです。そんななんとも「モッタイナイ」(BYマータイ女史)現況から空き家問題に挑んでいきます。
「住宅ローンで手に入れたこの家は一体いくらで手に入れたのか・・・。」
空き家になった家そして空き家になろうとしている家について、こんなことを考えたことはありますか。「人生で一番高い買い物」と言われている住宅(住戸)はその額面通りの金額で購入することはできません。額面通りで買えるのは現金払いのみです。ほとんどのひとは住宅ローンを使います。そうして住宅ローンを完済して自分の資産になった住宅(住戸)の『資産価値』は・・・。住宅に限らず建物には法定耐用年数という「固定資産が使用できる期間」が法的に決められていて、その期間を過ぎれば「資産価値はなくなる」ことになっています。例えば木造の住宅では22年、軽量鉄骨造では27年・・・。住宅ローンの返済期間とのバランスを考えると、結局のところ住宅は『資産』にはならないと思いますが、いかがでしょうか。
住宅は「人生で一番高い買い物」
固定資産として見立てられる住宅は「人生で一番高い買い物」と言われています。繰り返しになりますが、現金で購入できるひとはごくわずかで住宅ローンのお世話になって「我が家」を手に入れるのが普通になっています。よく耳にするのは「家賃よりも住宅ローンの返済に当てた方が得」「現在の家賃と同程度の負担でローンが返済できる」「持ち家は自分の資産になる」など、「持ち家」を手に入れることが人生の正解のようです。ところが・・・「家賃と同程度の返済額」になる住宅ローンの返済期間は「固定資産が使用できる期間」である法定耐用年数よりも長いのが現実です。なんだか狐につつまれたように感じませんか・・・。いまのままでは住宅は『資産』にはなってないと思ってしまいます・・・。
戸建ての家にはない独特の縛り
マンション住戸の『空き家問題』は戸建ての家にはない独特の縛りがあります。それにマンション特有の「管理費」や「修繕積立金」が月々掛かります。これらはさまざまな家族が集って住まう『集合住宅』には欠かせない必要経費です。これはマンションの資産価値を維持していくのに使われます。ひと棟の建物に掛かるこうした経費は一定です。それを住戸の数と各専有面積などで割り出してそれぞれの負担額が決められています。何かの事情で「空き家」になった住戸があれば必要な金額が集まらなくなってしまいます。そして、十分な管理や、いざという時の「修繕保全改修」もままならなくなります。マンション全体が次第に痛んでいくきっかけがマンションの空き家問題のひとつです。そんなマンション住戸も「人生で一番高い買い物」と言われていて資産と見立てられる『家』です・・・。
家は人生で一番高い使い捨ての商品?
身もふたもない表現ですが・・・「家は人生で一番高い使い捨ての商品」。こんなことになっています。なんと「モッタイナイ」(BYマータイ)・・・。持ち家を手に入れるのは「子育てのため」が最大の目的とも言われていますが、子育てが終わったからといってその家が空き家になってしまうのは「モッタイナイ」(BYマータイ)・・・。こうして空き家になってしまった家を如何にして活かして(使って)いくのか、いろいろさまざまな対症療法に耳目が集まっているように感じています。先ずは商売になるのかならないのかという視点が先のようにも見受けられるのは気のせいでしょうか・・・。ほかはともかく我が家が空き家になるのをいかに防ぐのかという根治療法を考えるのも必要ではないでしょうか・・・。空き家になる心配よりもだた今現在暮らしている家を体感的に快適で動作的に簡単にすることを考えることもお勧めしたいです。